もののとけ方(温度と溶ける量) [5年理科]

研究会をこの単元により行うため、
教科書を飛び越して授業を進めてきましたが、
先生方もお忙しい中、授業予定を調整していただいて、
ぎりぎり冬季休暇までに、実験を終えることができました。

1月から、「おもりをふったとき」の学習に入っていますが、
「もののとけ方」での授業を、少し振り返っておこうと思います。

実験【水の温度ととける量】

水温10℃(水道水)、30℃、60℃でのミョウバンと食塩の溶ける量を比較します。
教科書では、丸型水槽に70℃の湯(指導用教科書には、
ポットの90℃のお湯を入れると70℃になると記載)を入れ、
温める写真が載っていますが、ちょうど冬場の時期でもありますし、
これでミョウバン水溶液を60℃にするのはかなり難しいです。

指導書には、実験用コンロを使う例も紹介されていて、
これまで、この実験に関しては先生に、どちらで行うかを確認していましたが
今年度は、EPS箱を使う方法で行いました。

ただ、EPS箱の中でも、ミョウバンを加えながら60℃を保つのは困難なので、
最初は80℃程度の湯を入れて準備をしておき、
30℃の実験が終わったあとで、熱いお湯と交換します。

ほぼ熱湯を入れても、冷めてしまうため、
途中で、熱いお湯を追加したりして対応しました。

この時、おそらく冷めていくのを防ごうと思ったのでしょう、
EPS箱のフタをする班がほとんどでしたが、
フタをしたはいいが、中でビーカーが倒れてしまった班があり、
次のクラスからは、注意して回りました。

この実験でコンロを使う場合は、
湯せんで温めるよりも、早く温度を上げることができます。
ただ、最初はしっかり見ているのですが、
ミョウバンを加えて熱する工程を何度か繰り返していくうち、
子ども達は、慣れると集中できなくなったりして、
温度が上がり過ぎてしまうことが少なくないことと、
やはり、やけどの心配もあるため、
湯せんの方が良いのかなぁという気がしましたが、
それはそれで、お湯の準備も大変でしょう。

この後、使用した水溶液をろ過する実験を行うため、
ビーカーにはそれぞれ、薬品名と班を記入して保存しますが、
授業終了後、室温にさがるとビーカーの底に出てきたミョウバンを
少しかき混ぜておきます。

ミョウバン食塩ビーカー.jpg

これは、水溶液が冷めないうちにろ過の実験を行うと
ろうとの足の中に結晶がついてしまうので
完全に冷めてから=翌日以降の行う場合がほとんどでしょうが、
ちょうど冬場でもあり、そのままではビーカー内でガチガチに固まってしまうためです。

これまで支援に入った学校のうち何校かは、
理科室に、ミョウバンがこびりついたビーカーが放置されていて
一番最初のお仕事が、その洗浄だったりしましたから・・・。


※今年度は、保管すべきビーカーの水溶液を、
実験道具の洗浄~片付けとともに洗い流してしまった班もいくつかありました。

EPS箱の中でビーカーを倒してしまった班も同様ですが、
こういったミスの場合、原因は、
注意不足だったり、先生の説明を聞いていなかったり・・
~といった場合が多いです。

今回、即座に代わりの水溶液を準備しようとしましたが、
先生には、止めるよう指示がありました。
一旦は、反省するように、ということだと思います。

しかし、それでは次の授業に支障が出てしまうため、
記録をもとに、同じだけ溶かしたビーカーを次の授業までに補充しました。




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