前の5件 | -

電磁石を水に浮かべる [実験教材]

電磁石の単元(6年→5年に移行)で、
水に浮かべて、磁石になっているかどうかを確かめる実験があります。

教科書には、発泡ポリスチレンに電磁石をのせたものを
水に浮かばせる写真が載っていましたが、
私は、プラスチックのフタ付の容器を使って作りました。

また、使用する電池は単三マンガン乾電池を2本、
そして、逆転スイッチをつけられる電池ボックスを
容器の中・・中央に、両面テープで取り付けています。

水に浮かべる電磁石2.JPG

フタに穴をあけて、中から導線を引き出し、
フタの上に、鉄釘で作ったコイルを乗せ、エナメル線と導線をつなぎます。
(スイッチの切り替えは、フタを開けて行なうので、若干長さの余裕を
もっていたほうが良かったです)

水に浮かべる電磁石1.JPG


スイッチで電流の流れを変えると、
Nを指す釘の向きが反転することも実験できます。





3年生で学ぶ、磁石の性質では、
磁石を糸でつるしたり、とがったものに乗せて、やじろべえのようにし、
方位磁針と同様に、N極が北を指すことを学習します。

このとき、磁石を発泡ポリスチレンなどに乗せて、
同じく、N極が北を指すことを確認したり、
他の磁石を近づけて、引き合うことや、反発することを確認します。


これらのことを、漠然と記憶しているだけではなく、
既習事項として、ちゃんと思い出させた上で、実験したいと思うわけなのですが・・・












小学校理科部会 [研究会]

6月22日
小学校理科部会の教材研究に呼んでいただきました。

単元で生かすことのできるような実験や工作を、先生方に紹介します。
ここ数年、その時期は、年度末か秋頃だったのですが、
今年度は、5月に連絡をいただいて「6月に」(!!)ということで、、
ちょうど、引越し準備の真っ最中!

実験道具や材料も、バタバタな状況の中で、
あまり内容を吟味することができず、かなり後悔しています。



平成22年度最終日 [理科支援]

23日と、そして本日25日に、5年生3クラスの最後の授業が終わり、
ひとりひとりの文章や絵が書かれたお手紙をいただきました。

お手紙.JPG

思いのほか、春のメダカの卵の観察や、
水中の微生物のことが多く書かれていて驚きました。というのも、
今でこそ、児童達の方から、すぐに声がかかりますが、
その頃は、まだ学校に通い始めて間もなかったせいか、
遠慮がちな感じもあったのです。
特に、男子よりも女子の方が敬遠気味だった・・ように
その頃は、思っていました。

でも、手紙の中には、
私の(と思われる・・けれどかなりかわいらしく描かれた)絵が添えられていて、
中には・・・

イラスト.JPG

最近、こんな髪型で・・・
いつも、黒いエプロンで・・・

しっかり見ていてくれているんだなぁ、と。


そして、今日の大休憩の時間は、
理科室で次の工作準備をしていたところ、
二人の女子が訪れてくれたのです。
ひとりが「〇〇さんが先生に、って。」と切り出し、
もうひとりが、差し出したのは、ラッピング袋に入った小さなカゴ。

20110225p.JPG

聞けば、手作りだということ。
とても、素敵なプレゼントでした。


もしかしたら、最初の頃、
近寄りがたい雰囲気を、私の方が醸し出していたのかもしれないなぁ
とも思ってしまったのでした。


今日は、朝の職員朝礼時、そして校内テレビ放送で、
最後の挨拶では、なにを言ってるのかわけわからなくなってしまい、
(いつものことながら)落ち込みかけていたのですが、
この手紙に、このプレゼントに、癒してもらいました。



心残りは、
データカードを紛失してしまった後、
理科室と準備室のレイアウト図を、描きかけていたものがそのままになっていること。
準備室の整備が、完璧ではないことなど・・

毎年のことですが、
年度の終わりは、バタバタして何もできなくなって、
あっけなく学校にお別れを言うことになってしまうのでした。




ふりこのはたらき・応用編 [5年理科]

電磁石のキットづくりも終わり、
今年度、最後の授業には、ふりこの単元の復習を兼ねて(かな?)
衝突球の工作を行いました。

以前から、科学館等の工作教室で実施してきた内容で、
ビー玉を使って作ります。

ビー玉.JPG

思えば最初の学校では五連球にしましたが、
調整が困難だったり、3つで十分楽しいとの意見をいただいたので
最近は3球で作るようにしています。

最初にふりこの授業を振り返ってから、工作にかかります。
時間がかかりそうな部分は少し加工を進めておきましたが、
ゆっくり進めて、ほぼ2時間で出来上がりました。

あまり頑丈ではないので、すぐに壊れちゃうかな?
でも、私自身は、とても楽しい時間を過ごすことができました。

衝突球.JPG



ドラえもん電磁石キット [5年理科]

ドラえもん「電流の働き実験セット」ですが、
キット内容そのものは、「サッカーロボ」よりも簡単に出来るように感じました。
ただ、やはり細かい部分では、児童達のトラブルは相次いでいて、
中でも多く見られたのが下記の箇所です。

(1)付属の導線の皮膜が切れにくい!

導線(黄).JPG

先生方ともお話していたのですが、こういったキットで使用されている
“黄色”の導線ですが、爪を使うと簡単に切れ目の入るものが普通です。

しかし、このセットの導線は、かなり切れにくく、
児童達の皮膜剥がしを手伝いましたが、やってると5人目(一人×3~4本)
くらいから、爪が割れてきます(^-^;)

ハサミを使う子もいましたが、皮膜自体は薄いため、
最初は、ほぼ100%切り落としてしまいます。
ハサミの場合は、切れ目を入れるというよりも、爪の代わりに
少し押さえる程度という感覚でやった方が良いです。

(2)モーター用のコイルのエナメル線をはがす箇所

エナメル線はがし.JPG

図では、端から約4cmを剥がすようになっていますが、
エナメル線の巻き終わりが、モーター用ボビンのツメの位置より
かなり離れている児童もいて、
その場合、端を4cm~では、エナメル線がツメにかかる部分は
ほとんど剥がれていないということも起きてしまいます。

特に、最終的にドラえもんを動かす際に、回転の弱いものは、
このエナメル線の剥がれ方と、ボビンのツメへの巻き方が適切でなく、
接触不良になっているものがほとんどでした。

(3)エナメル線の折れ、もつれ
このキットで使用されているエナメル線は、0.5mm程度の太めのもので、
もつれにくいかなと思っていたのですが、やはり児童には難しいようで、
何人も、ループしたままで伸ばしてコブを作っているものを見かけました。
また、もつれてしまい、授業の半分以上を、それをほどくのに使ってしまったり・・

乾電池エナメル線.JPG

普通は、もつれてしまわないよう、乾電池を使用するように、とありますが、
「巻き」は太いほど使いやすいので、
350ml以下のペットボトルに水を入れたものに、一旦巻きつけ、
そこから巻き取りながらコイルを作ったほうが良いように思います。


このほかにも、

・電池ボックスの乾電池のつながり方がよく理解できておらず、
電池が逆だったり、配線で電池1個分しかつながっていない

・付属の導線のビニル皮膜を剥がした後、
エナメル線のようにサンドペーパーをかけている、または、
「これも、はがすんですか?」とたずねてくる

・モーター押さえをなくしている(導線用のプラグを代用できる)

など、数名ありました。

また、モーターの回転確認の際に、確認だけでは足らず
長時間、電池を消費してしまい、
肝心のドラえもんを作動させる頃には、随分消耗していたり・・・
こうなると、正常に動くはずのものも「動かない」とあせってしまうので、
できれば、作動テスト用に、電源装置や替えの電池があると良いです。


前の5件 | -

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。