もののとけ方(シュリーレン) [5年理科]

全体研の翌日、2つのクラスは早速、シュリーレン実験を行いました。

前時で、どのような状態が「水に溶けた」というのか? を学習した後、
溶けるということは、全体に広がっていくのだということを押さえます。
実験は、教科書にあるように、食塩の入ったお茶パックを、
水の入ったビーカーに吊るして、食塩が溶ける様子を観察します。

お茶パック.jpg

【準備】
お茶パックに入れる食塩の量ですが、多すぎると延々と溶け続けます。
できれば、食塩が無くなったときの様子も観察させたいので、
今回は、薬さじ(小)に約3~4杯(10g~12g程度)をお茶パックに入れ、
割り箸に、ステープラーで止めました。

薬さじ食塩.jpg

これに、500ml用ビーカー、実験用雑巾 をバットに入れて
各班1セットずつ用意します。

【実験】

ビーカーに水を500ml入れて、机の上に置きますが、
その際、まわりについた水滴を雑巾でふき取ったあと、
ビーカーの下に敷いている班が見受けられました。
気持ちはわかるのですが・・・ 外すよう指示。

雑巾の上.jpg

【結果について】

毎年、思うのですが、結構インパクトが強い実験なので、
「わー、すごいすごい!」と喜びます。
感動は大事にしたいので、最初はそれでいいのだ!と思っています。

シュリーレンUP.jpg

少し時間をおいて、
「様子を観察するんじゃなかったっけ?」と声をかけます。

言葉であったり、図に表したり・・・と、表現は様々ですが、
途中、
「上から下りていった後は、どうなってるかな?」
と、観察ポイントを広げます。
真横から見た様子も興味深いです。


今回、状態の発表で驚いたのは、
お茶パックを着水した直後の様子を発表した児童がいたことでした。


「水につけてすぐは、食塩の粒が溶けていたけど、
そのうち筋のようなものに変わっていきました。」


もちろん、お茶パックの繊維を
粒のまま、食塩が溶け出すことはありえません。

しかし、その子は、
実験開始直後、普通ならワイワイと面白く観察するところを
状態をしっかりと観察していたのでしょう。



授業が終わって、同様の実験をやってみました。
改めて見てみて、納得しました。
たしかに、溶けだす瞬間の様子は、粒が出てきているように見えなくもないのです。

シュリーレン粒.jpg

最初から、じっくりと観察していたんですね。拍手!


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ほうれんそう

以前も別ネームでいろいろアドバイスいただいたものです。
久しぶりに更新されていて,またヒントをいただきました。

子供たちへの声がけ,意識すればするほど難しいです。
昨年度から初めて支援員していますが,意識しているのは
答えを教えないこと。非常にわかりにくいと思いますが,
地域人材でもあり,人に教えるというのは,子供を持って
初めてなこともあり,「答えを教えて」しまうんですね。
なので,教室での支援,理科室での実験がない支援,声がけ
何をいったらいいかわからず側でニコニコしている感じ。
高学年の多分理科があまり好きじゃない児童の側に寄ると
完全に無視されてしまい,すごすごと引き下がってます。
いいんですけど,ポイント,ポイントでいい声がけができたら
と思ってます。何かアドバイスあったら(先生からの
アドバイスは遠慮せずに,,でしたが)お願いします。
by ほうれんそう (2010-12-01 12:46) 

Yumi☆

>ほうれんそうさん(野菜に進化されたのですね!)

アドバイスなんてそんな!

やっと実験三昧の単元に入りました。

馴染んでくると、児童達の中には、
答えを直接聞いてくる子がいますね。
支援員と先生とでは、感覚が違うのかも・・・
そういうときは私も、「さぁ、どうだろうね?」
と首をかしげるだけにしています。

クールな男子とか、、たしかに、いますね!!!
しばらく授業にもあまり出る機会がなかったので、
私の場合、子ども達との交流は
今年はこれからかなぁ・・という感じです。

頑張りましょう~
by Yumi☆ (2010-12-02 07:23) 

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