1/14 電磁石 [6年理科]

電磁石の単元では、モーターカーなど、キット教材を購入し、
学習の最後に完成させる、という学校が多い・・というより、
これまですべての学校でそうでした。
MotorCar.JPG

私が6年生担当の学校では、子ども達と先生で、サッカーロボの
キットを購入されました。
(昨年もこの学校で6年生担当でしたが、同じキットでした)
サッカーロボ.jpg

モーターカーも、サッカーロボも、そのキットを製作する過程で
単元の学習に利用できるように作られていますが、
これまではどの先生も、教科書にそった実験(ストローを使ったコイル作りなど)
が終了してから、キットの製作にかかっておられました。

ですから、学習用に教材にセットされているコイルの材料や
実験用の方位磁針、釘など、使われないままですし、
キットを完成させるまでに、これまた、相当な時間を要するのです。
しかも、「動かない」が数名出てきたりして・・・。

しかし、今年の先生は違っていました。
キットにある教材を使って、授業を進めるとおっしゃったのです。

前日はコイル作りのみを、先生が授業で済ませておられ、
この日から実験開始です。

2.jpg

100回巻きのコイルを、まずは鉄芯なしで電流を流し、
方位磁針をあてて動くことを確認します。

この状態で、どうすれば磁力を強くできるか?
を子ども達に考えさせます。
そして、
・鉄芯の有無
・電池の数(乾電池1個/2個)
・コイルの巻き数(100回/200回)
の実験へと進み、極の確認まで終えることができました。

いままで、他の先生ではあまりおさえることのない
「鉄芯無し」での実験もそうですが、
釘のつく本数についても、きちんと「先と先をつけていく」ことを
伝達されていて、やっぱりこの先生は違う・・と思いました。
というのも、
磁力の確認に、小さな釘や、ゼムクリップを使いますが、
ほとんどの先生は、その「くっつきかた」には注意されません。
ですから、コイルのまわりにびっしりクリップをつけて
子ども達は、ついたついたと大喜びだったりするんですよね・・・。
でもこれでは正確な比較実験にはならないように思います。

ひとつ残念だったのは、
教科書に、電磁石を水に浮かべて方位を示す実験があり
これを実験できなかったこと。
先生は、沈んだりしてうまくいかないから・・と説明されていましたが
私はこの実験用具を作っています。
でも、別の支援員さんに紹介するため、その学校に
持って行ったのでした。
とても残念なので、次週にでも、
また先生に(無理矢理?)お見せしたいと思ったのでした。





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