電流による発熱・その後 [6年理科]

前のモノコードによる危険な発熱実験での疑問:
クリップ間ではなく、外側が発熱したのはなぜ?
について、その後の考察で、サビが影響していたのではないか?
との意見もいただいたのですが、サビていて外側に抵抗が・・・?

と、考えていてもキリがないので、
22年度で、もしもまた、同じ学校になったら、
再現できるかトライしてみることにしよう、と思っています。

いずれにしても、モノコードでは危険、という結論になったわけですが、
後日、学校で「発熱実験器」が新しく購入されているのを
担任の先生と発見!
理科室の棚の一番上の段に、ひっそりと置かれていたのでした。

フラットにニクロム線がひかれていて、
サーモシールで温度を見るものでした。
新しい単元導入にあたっての新製品でしょうか。

もう一校では、水槽内での温度を計るタイプの実験器で行われました。



電流による発熱 [6年理科]

[もうやだ~(悲しい顔)]ある期間の画像を撮り溜めたメモリースティックを紛失してしまいました。
その中に、「電流と発熱」で疑問の残った実験があり、授業外で解決させるために
いろいろと記録しておいたのですが、なかなか出てきません。

この単元では、他校ではスチロールカッターなどを使って実験されていましたが
ここでは「モノコード」を使って実験しました。

「音」の学習がなくなったので、この近辺の小学校では
古い「音さ」などが理科室に残っているのを目にします。
少し前に先生から、発熱実験はその古いモノコードでやると聞いていて、
私も、この実験に最適だと思っていました。

弦の、太いものと細いものを2本張り、
その端と端に、みのむしクリップをはさんで、電源装置で電流を流します。

まず、簡単な説明のあと、予想を立てて、実験を開始しますが、
先生からはあまり言葉をかないようにされてました。

そして、各班で実験していくうち、
(前の授業で先生にさんざん脅されているため)最初は、おそるおそる
電圧を上げていた子ども達も、そのうち遠慮がなくなり・・・
そのとき、ひとつの班の弦が切れてしまいました。
予想できたことではあったのですが、
先生とやった予備実験では、そういったことがなかったので
気をつけなければ、と感じました。

しかし、中には、クリップとクリップの間隔を狭めることで、
熱され方が違うことに気付いている班もあるなど、
センスの良い子もいて、へぇ・・と思いました。

先生いわく、自由に実験をさせることで、
自分達で見つけられる発見もある、と・・・。


さて、疑問の残っていることは、
モノコードの弦につないだ、クリップとクリップの間が熱くなるところが、
片方のクリップと、弦を張っている箇所の間が熱される現象が起きたことです。

簡単ですが、下の絵で言うと、
Aの部分は熱されず、Bの部分が熱くなるのです。なぜでしょう?
モノコード2s.JPG


1/21 電源装置の使い方 [6年理科]

今回も、先生の授業に感動、でした。

この日は、電源装置と電流計の使い方です。
先週、電池の個数やコイルの巻き数で、電磁石の強さが変化する
ということは実験しているので、
今回はその復習を兼ねての実験でした。

休憩時間に合奏の練習をしていて、授業開始は若干遅れたのですが
しかし、その1時間・・・ほぼすべて、
電源装置の使い方(と電流計の説明で)つぶれてしまったのです。

電気が流れるということは危険であるということ、
交流と直流の説明・・・これが素晴らしかった!のです。
子ども達にはわかりにくいと思われることですが、
身のまわりの電気機器や、DS(ゲーム)を例にとって
じっくりと説明されました。
(電流計については5分程度で・・・。)

教科書にあるような、直流で、ダイヤルも乾電池の図が1個、2個
と絵でかかれている電源装置ならば不要でしょうが、
古いタイプの電源装置ですから・・・

あまりにも先生が「危険」な装置として指導されたので
いざ実験、となると
子ども達はスイッチひとつ入れるのも「これでいい?」と先生に確認して
とても慎重になっていました。

ただ、数値を上げすぎると、安全装置が働くと知ると
「思いっきり上げてもいい?」と、いつもの彼らに戻っていましたが・・・













1/14 電磁石 [6年理科]

電磁石の単元では、モーターカーなど、キット教材を購入し、
学習の最後に完成させる、という学校が多い・・というより、
これまですべての学校でそうでした。
MotorCar.JPG

私が6年生担当の学校では、子ども達と先生で、サッカーロボの
キットを購入されました。
(昨年もこの学校で6年生担当でしたが、同じキットでした)
サッカーロボ.jpg

モーターカーも、サッカーロボも、そのキットを製作する過程で
単元の学習に利用できるように作られていますが、
これまではどの先生も、教科書にそった実験(ストローを使ったコイル作りなど)
が終了してから、キットの製作にかかっておられました。

ですから、学習用に教材にセットされているコイルの材料や
実験用の方位磁針、釘など、使われないままですし、
キットを完成させるまでに、これまた、相当な時間を要するのです。
しかも、「動かない」が数名出てきたりして・・・。

しかし、今年の先生は違っていました。
キットにある教材を使って、授業を進めるとおっしゃったのです。

前日はコイル作りのみを、先生が授業で済ませておられ、
この日から実験開始です。

2.jpg

100回巻きのコイルを、まずは鉄芯なしで電流を流し、
方位磁針をあてて動くことを確認します。

この状態で、どうすれば磁力を強くできるか?
を子ども達に考えさせます。
そして、
・鉄芯の有無
・電池の数(乾電池1個/2個)
・コイルの巻き数(100回/200回)
の実験へと進み、極の確認まで終えることができました。

いままで、他の先生ではあまりおさえることのない
「鉄芯無し」での実験もそうですが、
釘のつく本数についても、きちんと「先と先をつけていく」ことを
伝達されていて、やっぱりこの先生は違う・・と思いました。
というのも、
磁力の確認に、小さな釘や、ゼムクリップを使いますが、
ほとんどの先生は、その「くっつきかた」には注意されません。
ですから、コイルのまわりにびっしりクリップをつけて
子ども達は、ついたついたと大喜びだったりするんですよね・・・。
でもこれでは正確な比較実験にはならないように思います。

ひとつ残念だったのは、
教科書に、電磁石を水に浮かべて方位を示す実験があり
これを実験できなかったこと。
先生は、沈んだりしてうまくいかないから・・と説明されていましたが
私はこの実験用具を作っています。
でも、別の支援員さんに紹介するため、その学校に
持って行ったのでした。
とても残念なので、次週にでも、
また先生に(無理矢理?)お見せしたいと思ったのでした。





立体地震模型 [6年理科]

昨夜、FNS歌謡祭を見ながら、組み立ててみました。
綺麗かなと思い、光沢紙に印刷したのですが・・うっかりしていました。
そうです、折り目をつけるのに苦労するということを忘れていました。
光沢紙では、千枚通しの折筋付けも意味がないんですよね。
ケント紙あたりが良さそうです。
多少、薄くても良いと思えば、ダイソーの色画用紙(白)でしょう。
(これだと、カッティングマシンで切らせることも可能だし!)

紙の選択に失敗したことと、のりづけを、両面テープにしたこともあって、
完成までに、かなり時間がかかってしまいました。
普通の紙に、のりを使えば、子ども達なら、30分・・・?
震源くん.JPG
タグ:地震 立体 震源

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