ドラえもん電磁石キット [5年理科]

ドラえもん「電流の働き実験セット」ですが、
キット内容そのものは、「サッカーロボ」よりも簡単に出来るように感じました。
ただ、やはり細かい部分では、児童達のトラブルは相次いでいて、
中でも多く見られたのが下記の箇所です。

(1)付属の導線の皮膜が切れにくい!

導線(黄).JPG

先生方ともお話していたのですが、こういったキットで使用されている
“黄色”の導線ですが、爪を使うと簡単に切れ目の入るものが普通です。

しかし、このセットの導線は、かなり切れにくく、
児童達の皮膜剥がしを手伝いましたが、やってると5人目(一人×3~4本)
くらいから、爪が割れてきます(^-^;)

ハサミを使う子もいましたが、皮膜自体は薄いため、
最初は、ほぼ100%切り落としてしまいます。
ハサミの場合は、切れ目を入れるというよりも、爪の代わりに
少し押さえる程度という感覚でやった方が良いです。

(2)モーター用のコイルのエナメル線をはがす箇所

エナメル線はがし.JPG

図では、端から約4cmを剥がすようになっていますが、
エナメル線の巻き終わりが、モーター用ボビンのツメの位置より
かなり離れている児童もいて、
その場合、端を4cm~では、エナメル線がツメにかかる部分は
ほとんど剥がれていないということも起きてしまいます。

特に、最終的にドラえもんを動かす際に、回転の弱いものは、
このエナメル線の剥がれ方と、ボビンのツメへの巻き方が適切でなく、
接触不良になっているものがほとんどでした。

(3)エナメル線の折れ、もつれ
このキットで使用されているエナメル線は、0.5mm程度の太めのもので、
もつれにくいかなと思っていたのですが、やはり児童には難しいようで、
何人も、ループしたままで伸ばしてコブを作っているものを見かけました。
また、もつれてしまい、授業の半分以上を、それをほどくのに使ってしまったり・・

乾電池エナメル線.JPG

普通は、もつれてしまわないよう、乾電池を使用するように、とありますが、
「巻き」は太いほど使いやすいので、
350ml以下のペットボトルに水を入れたものに、一旦巻きつけ、
そこから巻き取りながらコイルを作ったほうが良いように思います。


このほかにも、

・電池ボックスの乾電池のつながり方がよく理解できておらず、
電池が逆だったり、配線で電池1個分しかつながっていない

・付属の導線のビニル皮膜を剥がした後、
エナメル線のようにサンドペーパーをかけている、または、
「これも、はがすんですか?」とたずねてくる

・モーター押さえをなくしている(導線用のプラグを代用できる)

など、数名ありました。

また、モーターの回転確認の際に、確認だけでは足らず
長時間、電池を消費してしまい、
肝心のドラえもんを作動させる頃には、随分消耗していたり・・・
こうなると、正常に動くはずのものも「動かない」とあせってしまうので、
できれば、作動テスト用に、電源装置や替えの電池があると良いです。


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